ぴゅーの日常雑記

日常生活の雑記をゆる〜くあっぷします。

BRZにターボ!?過給機が付きました!

86,BRZはパワー不足?

なら過給機をつけてしまえ〜

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こんにちは、ぴゅーです!

何かと話題に上がる、HKS GTスーパーチャージャーを取り付けたので、

今回はそれについて書いてみます。

意外と詳しく書いてあるサイトがないので、皆さんの参考になれたら嬉しいです。

 

 

スーパーチャージャー装着前のぴゅーの愛車はこちら

subie-cat.hatenablog.com

 

〈目次〉

 

86,BRZのパワーについて

BRZのパワーに不満を感じた為、過給機を付けることを決意したわけですが、

純正及びNAチューンのパワーは以下の通りです。

ネットの様々な情報を見てまとめているため、例外もあります。m(_ _)m

 

純正状態のパワー

86,BRZの評価としてよく聞きます。

「軽さや見た目の作りは良いけど、パワーがもっと欲しいなぁ

人それぞれ様々な意見を持ってると思いますが、評価を読み漁ってみると上の評価を見かけることが多いです。

 

後期型 MTは公称値で、最大馬力が207PS/7,000rpm 最大トルクが21.6kgf・m/6,400-6,800rpmと、2.0L NAにしてはパワーのある、高回転型のエンジンを積んでいます。

しかし実際に計測した人の報告では、165馬力から190馬力の結果が多いです。

僕自身、後期型BRZをシャーシダイナモに乗せて計測した所、185馬力でした。

公称値の約9割です。悔しいですね。笑

 

公称値に対して低いだの詐欺だの言われてますが、今回は置いときましょう。

近々STIバージョンも出るみたいです!

ターボはやはり付かないと思いますが…。

www.subaru.jp

 

NAチューニング

そんなBRZですが、NAの気持ちよさを損なわずに速くしたいという事で、エアクリ・エキマニ・マフラーなどの吸排気系、ECUに手を入れ、カスタムする人もいます。

この車特有の3,000〜4,000rpmのトルクの谷がなくなり、乗りやすくなるとの事ですが、馬力はやっと公称値に届くくらいです。

 

そこで過給器がカスタムの候補に上がってきたわけです。

 

給排気系+ECUチューンで230馬力まで上げるカスタムもあるようです。

友人から聞きましたが、55万円くらいかかると言っていました。

55万出して公称値+30か…高い。

 

過給機って?

過給機について分からない人の為に、簡単に解説します。

わかる方は飛ばしてください。

過給機には一般的にターボと呼ばれるターボチャージャーと、スーパーチャージャーの二種類があります。

どちらも通常の大気圧以上の空気を送り込み、より多くの燃料を燃焼させることでパワーを得る装置です。

 

それぞれの方式に長所・短所があります。

 

ターボチャージャーのしくみ

ターボチャージャー(以下ターボ)は、排気ガスを吸気側に戻し、タービン(羽根車)を回転させてコンプレッサーで空気を圧縮させて吸気側に送り込む方式の過給機です。

簡単に言うと、普段捨てている排気ガスのパワーを利用して、エンジンが吸入する空気を増やし、より高いエネルギーを得るぞ〜って発想です。

 

排気ガスのエネルギーで過給を行う為、走り出しは十分な排気を得られず過給されません。

またアクセルオフ後も同じで、タービン回転数が下がり、再加速の時にコンプレッサーを動かすだけのタービン回転数になるまで一瞬の時間がかかります。

これをターボラグと呼びます。

 

スロットルに対して思い通りに加速させることは難しいです。

エンジン回転数を上げると、排気ガスの量も増えていくので、過給圧もだんだん上がっていきます。

そのため高回転が得意と言われています。

 

スーパーチャージャーのしくみ

スーパーチャージャーはターボと違って、エンジンの出力軸と過給機をベルト等でつなぎ、空気を送る方式です。

エンジンを回した時点でコンプレッサーが動いて過給されるので、ラグはとても少ないです。

 

もとは航空機向けに発生した技術です。

自動車用のスーパーチャージャーと言うと、ルーツ式という過給機が一般的です。

扇風機のようなイメージです。

 

空気をタービンとコンプレッサーによって圧縮して過給するターボと違い、扇風機で空気を送るだけなので、回転数を上げたところで大量の空気は送れません。

むしろ過給能力よりも、コンプレッサーを動かす力が大きくなり、高回転域ではエンジンの負担になります。

ターボが高回転向きであるのに対し、スーパーチャージャーは低回転から中回転程度で力を発揮します。

 

それぞれの長所・短所まとめ

ターボ

長所:回転数の上昇に合わせ、過給圧も上がる。

短所:十分な排気エネルギーを得られない走り出し、再加速時は過給できない。

 

スーパーチャージャー

長所:低回転時から過給できる。

短所:高回転域ではエンジンの負担になり、邪魔な存在になる。

 

過給機はパワーを得る魔法の機械のように書きましたが、ターボもスーパーチャージャーも空気をたくさん送ると同時に燃料もそれに見合った量だけ吹くので、自然吸気に比べると燃費は大きく下がります。

構成される部品点数も多くなるので、必然的に故障の確率も上がりますね。

 

HKSのGTスーパーチャージャープロキット

しくみ

HKSのスーパーチャージャーは高回転でのパワーを確保するべく、一般的なルーツ式のスーパーチャージャーではなく遠心式を採用しています。

これはターボと同じ方式で、タービンを回転させコンプレッサーを駆動し、空気を圧送する構造を持っています。

要はターボとスーパーチャージャーの良いとこ取りをしているわけです。

 

よく聞きますよね。

スーパーチャージャーは低中回転域だけで、高回転になるとただの抵抗」だって。

決して間違ってはいませんが、HKSのスーパーチャージャーは一味違います。

HKSのキットは上記の通り、ターボと同様に空気を圧縮・過給するので、回せば回した分だけ過給圧が上がっていきます。

 

キット標準の最大ブースト圧は0.8MPaで、市販ターボ車のブースト圧と大体一緒くらいですかね。

大雑把に、大気圧の1.8倍の空気→排気量が1.8倍(3,600ccクラス)と考えて頂ければ問題ありません。

 

セット内容

スーパーチャージャー本体とインタークーラー、サクションパイプ及びパイピング類からなります。

前述の通りターボ同様、空気を圧縮するので、熱対策にインタークーラーは必須です。

 

更にパワーアップするために、フューエルアップグレードキット(大容量インジェクター)も用意されています。

 

HKSの商品ページはこちらからどうぞ

HKS GTスーパーチャージャー プロキット:86

 

取り付け

HKSのサイトには参考取り付け時間として8時間と書かれていますが、お願いしたショップでは、取り付けに約2日、セッティングに約2日で作業していただきました。 

 

不要となる純正部品、サクションパイプやサウンドリエーター、レゾネーター及びベルト等々を取り外し、キットを装着します。f:id:subie_cat:20180724095711j:plain

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コンピューターはフラッシュエディターで書き換えます。

 

今回、HKSのキャンペーンでヒューエルアップグレードキットが無料だったので、純正インジェクターを、大容量インジェクターに交換しています。 

インジェクターを交換した場合、フラッシュエディターに入っている吊るしのデータではなく、セッティング(現車合わせ)が必要となります。

 

左が大容量インジェクターで、右が純正インジェクター

微妙に左のほうが大きいです。

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インプレッション

見た目

エンジンルームは、とてもレーシーな雰囲気に変わりました。

純正の赤チジミ塗装と相まって、非常にかっこいい!!

スーパーチャージャー本体はパイピング類の下に隠れていますが、覗けばすぐ見える場所にあります。

 

BEFORE

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AFTER

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汚くて申し訳ないのですが、バンパーからはインタークーラーがちらり。

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納車された時にエンジンを掛けただけで分かりました。

マフラー音が低く野太い音に変わったのです!

車をについてよく知らない家族からは、ダミ声みたいになったねと言われました(^_^;)

乗ってる自分はいい音に感じるのですが…

過給時のマフラー音も最高です。

 

エンジンルームの方からは、アイドリングでかすかにヒュ〜と聞こえてきます。

いかにもスーパーチャージャー付いたなって感じがします。

吹かすとヒュ〜という音は大きくなっていき、アクセルオフ後、ブローオフのような音がヒューンとなります。

 

YouTubeにアイドリングの動画を上げました。

短いですが参考にどうぞ。

www.youtube.com

 

パワー

納車後お店を出る時、1,500回転程度でもトルクの違いを感じることが出来ました。

オーナーしか気づかないレベルかもしれませんが、気のせいではなく確かにトルクの差を感じました。

低回転から効くのはスーパーチャージャーならではです。

 

アクセルを少し踏んでみると、まるで別の車かのようにグイグイ加速する車になっていました。

もはやBRZではありません。笑

低回転から大きなトルクを感じ、4,500回転辺りからターボのごとくブーストが上がっていき、スムーズに加速してくれます。

スムーズな加速をするので、どっかんターボとは違った感触です。

 

冗談ではなく本当に速いです。相応の自制心が要求されます(^^)

 

使い所は高速の合流、コンビニなどから出る時、追い越し時、フラストレーションが溜まった時ですかね?笑

僕はサーキットも少し走るので、そこで真価を発揮したいと思います。

 

シャーシダイナモの計測結果はグラフの通りです。

下の線が装着前で、赤い線が装着後のパワー

最大馬力は280PSでした。

排気系のカスタム状況によって上下するとのこと。

パワーは詰まること無く、回転に従って伸びています。

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お金

取り付けに掛かった費用は、合計で¥649,000です!

フューエルアップグレードキットの値引きと、店舗のセット価格割引きなしで計算すると…

 

GTスーパーチャージャープロキット:¥380,000

取り付け工賃:¥90,000

フューエルアップグレードキット:¥78,000

取り付け工賃:¥20,000

フラッシュエディター:¥70,000

セッティング:¥70,000

以上で、税込みの合計が¥764,640となります。

 

フューエルアップグレードキットは付けなくてもいいので、取り付け工賃とセッティングを除いて、合計¥545,600になります。

(店舗独自の価格です。もっと高い店、安い店あるかと思います。)

 

決して安い金額ではないので、自分がスーパーチャージャーをつけて何がしたいか、目的を持ってお財布と相談しながら検討することをおすすめします。

ただ、スーパーチャージャーの加速はやみつきになりますよ。

純正で売って欲しいくらいの完成度です。笑

 

 

それでは今回はここまでで失礼します。

読んで頂きありがとうございました。 

 

 

取り付けをお願いしたショップ

HKSのパフォーマンスディーラー、パワーライターショップとして認められている、様々なチューニングの実績を持っているショップです。

疑問点に対して事細かに説明して頂き、信頼のおける店長でした。

今後のチューニングはこのお店に相談します。

www.g-kitakanto.co.jp